日本海の厳寒な気候が特徴の北陸・東海地方。
厳しい冬を越え醸される日本酒は、キメの細かい美しい日本酒となります。
今回はそんな北陸・東海地方の日本酒の特徴をご紹介します。
北陸・東海地方の日本酒の特徴！
Contents
富山の日本酒の特徴！
富山の日本酒は、軽快で辛口な味わいが特徴です。
昭和40年頃から日本では甘口の日本酒が主流でした。
しかし、そんな時代の中でも富山の蔵元達は、軽快な辛口の日本酒を醸し続けてきました。
富山県内には約20の蔵元が存在します。
富山の蔵元達の日本酒作りへの想いは熱く、他県と比べ、精米歩合の割合や県内酒米の使用率が高い傾向にあります。
石川の日本酒の特徴！
石川には、能勢・金沢・白山を中心に約35の蔵元が存在します。
石川の日本酒は、『加賀の菊水』など、古くより銘酒処として有名です。
そんな石川の日本酒は、個性豊かな地酒が多いことが特徴です。
石川県産酒米の「石川門」や「金沢酵母」が旨い日本酒を醸します。
石川のオススメの日本酒！
菊姫：日本で初めて山田錦100%の酒造りに成功した日本酒。こだわりにより造られる日本酒は、江戸時代になると、「天下の美酒」や「まぼろしの銘酒」と人々から大変な人気を博していました。
天狗舞：”山廃仕込み”の代名詞と云われる日本酒。昔ながら低温でじっくりと乳酸菌を育てる自然由来の酵母造りを根幹とした山廃仕込みで醸されます。
福井の日本酒の特徴！
福井の日本酒は、淡麗な飲み口ながら上品で繊細な味わいを持つのが特徴です。
福井・敦賀・大野・小浜など、福井県内各地に約40の蔵元が存在します。
福井の地酒は、地元で獲れる淡い旨味を持った越前ガニや、若狭産海産物と非常に相性が良いため、福井を訪れた際は是非味わってみてください。
福井のオススメの日本酒！
梵：”芳醇旨口”で世界一に輝いた日本酒。全てのお酒が氷温で長期熟成貯蔵されてから出荷されるという特徴を持つち、世界に認められた金色の名酒です。
黒龍：皇族が愛した幻の高級酒。四合瓶で一万円を超えるプレミアム銘柄もあり、幻の日本酒としてもファンが憧れる日本酒です。
静岡の日本酒の特徴！
静岡の日本酒は、柔らかな飲み口が特徴です。
静岡県内に流れる天竜川・富山川・大井川流域を中心に約30の蔵元が存在します。
静岡では、1986年に「静岡酵母」が開発されました。
この酵母の開発により、静岡の吟醸酒造りは飛躍的に向上し、日本全国にその名を轟かせることとなりました。
静岡のオススメの日本酒！
磯自慢：世界の要人が愛する日本酒。世界の要人が集まる洞爺湖サミット・伊勢志摩サミットの乾杯酒に選ばれた名酒です。
開運：7連続金賞受賞。能登杜氏の伝統技法と最新の技術を駆使して醸され、数々のコンクールで賞を総なめにする美酒です。
臥龍梅：稲荷神が授けた水で醸されし日本酒。”やがては天下の美酒となれるように“という想いが込められた名酒です。
愛知の日本酒の特徴！
愛知の日本酒は、たまり醤油や八丁味噌などの濃厚な郷土料理と合う、甘口な味わいが特徴です。
愛知には県内各地に約40以上の蔵元が存在し、近年新たな味わいの日本酒造りにも力を注いでいます。
愛知県産酒米の「若水」や「夢山水」から醸される日本酒を是非味わってみてください。
愛知のオススメの日本酒！
醸し人九平次：美酒大国”フランス”が認めた日本酒。「価値のあるお酒」を目指し、素材にこだわり抜いて造られた名酒です。
蓬莱泉：伝統の技と革新的な技術で作られた地酒。数ある日本酒の中でも、プレゼントとして人気の高い日本酒です。
岐阜の日本酒の特徴！
岐阜の日本酒の特徴は、北部(飛騨)と南部(美濃)で大きく違います。
北部(飛騨)の日本酒は淡麗な味わい、南部(美濃)の日本酒は芳醇な味わいなのが特徴です。
岐阜県には、木曽川・長良川・ 斐川流域、また飛騨高山周辺に約50以上の蔵元が存在します。
最近では、「G酵母」を使った吟醸酒が人気を集めています。
三重の日本酒の特徴！
三重県には、松阪・四日市・伊賀を中心に約45の蔵元が存在します。
松阪・四日市の日本酒は濃醇甘口なものが多く、伊賀の日本酒は淡麗な味わいが特徴です。
三重県産酒米である「雄山錦」・「富の香」だけでなく、三重県産の「山田錦」の品質も非常に高く、”旨い日本酒”を味わうことができます。
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