静岡県掛川市にある明治5年創業の土井酒造。
創業当時の蔵や門をそのまま残す歴史的な佇まいの蔵の中で醸される日本酒『開運』。
今回は、能登杜氏の伝統技法と最新の技術を駆使して醸され、数々のコンクールで賞を総なめにする美酒『開運』をご紹介します。
【静岡】『開運』7連続金賞受賞!能登杜氏が醸す名酒!
Contents
『開運』の歴史!
静岡県は掛川市小貫。
土井家は先祖代々この地で庄屋(名主)を務めてきました。
安土桃山、戦国時代から現在でいう村長のような役割を担い、小貫の土地を治めてきた土井家が酒蔵を始めたのは明治に入ってからのことです。
土井家は先見の明があり、明治維新をむかえ新たな時代の到来を見越して新事業を始めました。
土井酒造の名を全国に知らしめた銘柄『開運』は、小貫の地を愛し守ってきた土井家が、この地の発展を祈念して名付けました。
『開運』の特徴!
能登杜氏の伝統技法!
『開運』はもちろん、土井酒造の酒は、全て静岡酵母と高天神の湧き水を使い、能登杜氏の伝統的な技法によって仕込まれています。
昭和60年代以降、静岡県の日本酒が全国にその名を馳せるようになったのも、この静岡酵母の登場による快挙なのです。
高天神の湧き水!
土井酒造の酒造りに欠かせない”高天神の湧き水”は、戦国時代末期、徳川家康と武田信玄が激しい戦いを繰り広げた高天神城跡一帯に湧き出ており、地元では「長命水」とも呼ばれています。
長命水で仕込まれた『開運 祝酒』。
何とも縁起がいいですね。
『開運』を世に知らしめた”静岡酵母”!
水とともに土井酒造の醸造を支える静岡酵母。
この酵母で作られた酒は「静岡型吟醸」と呼ばれ、淡麗、華やかな吟醸香、マスカット様の香り、リンゴ様の香りが特徴です。
「フレッシュで飲み飽きない」、「フルーティな香りで、雑味のない綺麗な味」「優しい味と香りで、食中酒として最適」といった評価がされています。
7連続金賞受賞!最高峰の杜氏の腕!
日本酒の仕込みに欠かせないのが杜氏の腕。
土井酒造では、能登杜氏の四天王の一人と言われた故・波瀬正吉氏が、酒造りを導いてきました。
波瀬杜氏の技術の高さは、平成15年~21年の全国新酒鑑評会において7年連続金賞受賞という快挙からも容易に察することができます。
現在は波瀬杜氏の下で技術を学んだ弟子が、能登流の酒造りを継承しています。
『開運』の飲み方!
数ある『開運』銘柄の中でも、普段使いのシグニチャーラベルともいえるのが『開運 祝酒』。
創業当時から作られ、銘の縁起の良さからも長く広く愛されている開運祝酒は、どんな飲み方をしてもおいしく飲めるように作られています。
冷酒、常温、燗酒と、季節やシーンを問わずに楽しめるお酒はオールマイティーに活躍してくれます。
また、開運祝酒は一升瓶で2,000円前後と、そのコスパの良さが愛されている理由の一つでもあります。
また、『開運 祝酒』は、その名の縁起の良さから、正月に飲む祝酒として、また、結婚式の引き出物、父の日のプレゼントとして人気を集めています。
日本酒付きの方を祝いたいときに、ぴったりの贈り物です!
『開運』の種類!
『開運』は本醸造8種、純米5種、吟醸9種、大吟醸4種と、バラエティー豊かな品揃えです。
本醸造酒は『開運祝酒』を始めとして普段使い用のコスパのいい商品が中心です。
冬季限定の『開運 無濾過純米』や秋季限定の『開運 冷やおろし』等、季節限定酒も豊富に揃っています。
開運 吟醸
『開運 吟醸』は、フルーティーさの後に来るキレの良さが光り、控えめなお値段の割には大吟醸に及ぶとも劣らない品質です。
開運 大吟醸
『開運大吟醸』は土井酒造を支えた波瀬杜氏の名を冠した無濾過の生原酒で、限定発売されています。
開運 花の香 純米吟醸
日本酒造りに欠かせない米にも、こだわりの姿勢を持つ土井酒造。
『開運 花の香 純米吟醸』には、兵庫県特A地区の山田錦はもちろんのこと、地元静岡県産の誉富士も使われています。
香り高き美酒を是非味わってみてください。
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