全国の蔵に先駆け純米を発売した定番の人気酒『〆張鶴』。
〆張鶴は、膨らみのある優雅な味わいと、ほのかな甘さ特徴の名酒です。
今回は、”美しい”という言葉が似合う日本酒『〆張鶴』をご紹介します。
【新潟】『〆張鶴』酒を愛する酒造で丁寧に醸されし繊細な美酒!
Contents
『〆張鶴』とは?
『〆張鶴(しめはりつる)』は、新潟県の宮尾酒造が製造する日本酒です。
酒蔵は200年にわたる伝統の味わいを守り続け、そのうえでさらに味わいを発展させた新しい商品を作り出しています。
注げばグラスから上品な吟醸香が漂い、口にすればやわらかなうまみが広がり、澄み切った味わいを楽しむことができます。
『〆張鶴』の歴史!
〆張鶴を製造する宮尾酒造は1819年(文政2年)に創業され、以来200年近くにわたって新潟県村上市で醸造を続けています。
創業時の屋号は「大関屋」、現在は宮尾酒造として酒蔵を守り続けています。
『〆張鶴』はその創業時から作られているお酒です。
その名の由来は定かではありませんが、酒造場を清い場所、神域と考え、そこに注連縄を張る、ということから名付けられたといわれています。
全国新酒鑑評会での受賞実績が多数あり、平成23年度には金賞を受賞、高い評価を受けているお酒です。
〆張鶴の特徴!
『〆張鶴』の原料となる米は、主に「五百万石」が使われています。
山田錦等を使った商品もありますが、中心となっているのは五百万石です。
蔵元が称している〆張鶴の味わいは「淡麗旨口」。
仕込み水として使われているのは三面側の伏流水、素材にこだわり、さらには蔵人が一丸となってその味わいを作っています。
さらには、蔵元の敷地の中にある井戸より汲み上げる清水を仕込みや洗い水に使い、細かい部分まで丁寧な酒作りがなされています。
〆張鶴のおいしい飲み方!
〆張鶴は口当たりの良さとまろやかな味わいを楽しめるお酒です。
それだけに、飽きがこず長く飲み続けられるのですが、特においしい飲み方はきりっと冷やすか、ぬる燗で頂くのが最適です。
また、〆張鶴は料理との相性が非常に良い日本酒です。
〆張鶴特有の辛口の口当たりに合う料理として、特におすすめなのが天ぷらです。
旬の野菜や魚など、揚げすぎないように注意し、塩や薄めの天つゆでいただきましょう。
〆張鶴と天ぷら料理を組み合わせることで、両方のおいしさを引き立てあうことができます。
〆張鶴の豆知識!
〆張鶴には、冬(11月から1月)の間のみ季節限定で販売されている生原酒『〆張鶴 しぼりたて原酒』があります。
『〆張鶴 しぼりたて原酒』は、精米歩合は60%、アルコール度数は19~20%と、他の商品よりもそれぞれ高くなっています。
季節限定品であるため、時期を外すと入手できなくなることもあり、希少性が高い商品です。
“新潟の日本酒”・”原酒”と聞いて、通好みの辛口のお酒を想像される方もいらっしゃるかと思いますが、その逆で、『〆張鶴 しぼりたて原酒』は柑橘系果実のような甘みが深いのが特徴です。
日本酒になじみのない方も抵抗なく楽しめるお酒です。
〆張鶴の種類!
〆張鶴 吟撰
〆張鶴には多数の種類がありますが、特におすすめなのは吟醸酒『〆張鶴 吟撰』です。
精米歩合50%での醸造を行ない、新潟の日本酒らしい淡麗辛口の味わいを楽しめる吟醸酒です。
〆張鶴 純
『〆張鶴 純』は、香りが優雅な純米吟醸酒です。
味わいは実にまろやかで、さらに後味がすっきりしており、口当たりの良さが魅力です。
〆張鶴 純米吟醸 山田錦
『〆張鶴 純米吟醸 山田錦』は、山田錦だけで作った純米吟醸酒です。
新定番酒として発売され、リーズナブルな価格で入手できることもあり、人気が高まっています。
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