【奈良】『風の森』の特徴・種類・歴史・飲み方・味わい!

昨今、日本酒好きの間で急激にファンの支持を得ている日本酒『風の森』。

風の森は非常にコスパが良く、他の銘柄にはない微発泡のみずみずしさが特徴の銘柄です。

 

以前は関西を中心に流通し、東京で販売している酒販店が多くありませんでしたが、ここ数年取り扱いが急増し、一躍スター銘柄に仲間入りしました。

今回は、独創的な技術で日本酒の可能性を追求する『風の森』についてご紹介します。

【奈良】『風の森』独創的な技術で日本酒の可能性を追求する名酒!

『風の森』の歴史!

伝統の酒蔵が目指す!”日本酒の原点”へ戻る酒!

風の森を醸す油長酒造は、江戸時代の慶長年間に油を作る会社として創業しました。

1719年に酒造りをはじめ、約300年間の酒蔵としての歴史を持っています。

 

長らく「鷹長」というブランドの日本酒を造り、地元を中心に親しまれていた油長酒造ですが、1998年にもう一つのブランドとして立ち上げたのが『風の森シリーズ』です。

『風の森』は、地元産の米を使い、日本酒の原点に戻るべく純米の無濾過生酒のみの銘柄としてスタートしました。

 

関西から一躍全国へ!

『風の森』は販売がスタートしてからも、進化を続け現在のようなお酒になりました。

長らく関西を中心に一部のファンに愛される銘柄でしたが、ここ数年は東京で扱う店も増え、一気に全国的な知名度を獲得しました。

 

 

『風の森』の特徴!

こだわりの”純米無濾過生酒”製法!

風の森は、何と言ってもその味わいとコスパの良さが特徴です。

心地よい炭酸ガスを伴うみずみずしいフレッシュさ、厚みのあるボリューム、どっしりとした甘み、といった風の森らしさの秘密は、造りの製法と関わっています。

 

風の森は、ALPHAシリーズの1銘柄を除いて、基本的に「純米無濾過生酒」という造り方をしています。

 

「純米無濾過生酒」とは、

・「純米」=アルコール無添加

・「無濾過」=濾過せずしぼったままのお酒

・「生酒」=火入れをしていない状態の生のお酒

という意味で、こうした造り方こそ、風の森特有の香り高くフレッシュな飲み口を実現しています。

風の森独自の搾り方! “笊籬採り”!

『風の森』を造る油長酒造では、「笊籬採り(いかきどり)」というお酒を搾るための独自の技法を採用しています。

 

「笊籬採り」とは、歴史上の資料に出てくる「笊籬」という酒造りの技法をヒント、蔵が独自に研究開発した搾り方です。

従来の袋吊りではお酒が空気にふれやすいため、酸化しやすく香りも飛びやすいという欠点がありましたが、笊籬採りはもろみと清酒を分離することでお酒を空気に触れさせ、高い香りを保ったままに採ることを可能にしました。

 

限定商品として、毎年風の森「笊籬採り」シリーズも発売します。

 

『風の森』のおすすめの飲み方!

通年で生酒だけを造る『風の森』は、味わいを損なわないために冷酒で飲むのがおすすめです。

『風の森』を醸す油長酒造は、蔵での貯蔵、流通段階、酒販店での保存方法にもこだわっているため、家や飲食店で開栓するまでフレッシュさが保たれています。

 

『ALPHA TYPE5』という限定銘柄のみ、温めて飲む燗酒推奨のお酒として販売されています。

「ALPHAシリーズ」だからこそ味わえる熱燗の旨さを是非ともご賞味あれ。

『風の森』のオススメの種類!

『風の森』は、使用する米や精米歩合の違いによって約10種類の銘柄を展開しています。

また、その他に、独創的な技術で日本酒の可能性を追求するブランドという位置づけの「ALPHA」シリーズが5銘柄あります。

 

風の森 秋津穂純米 しぼり華

精米歩合 65%
720ml 1,050円(税抜)

 

『風の森』と相性抜群の”秋津穂”を酒米とする『風の森 秋津穂純米』。

風の森シリーズの代名詞とも言える銘柄です。

膨らみのある味わいが特徴の日本酒です。

 

風の森 秋津穂純米大吟醸 しぼり華

精米歩合 50%
720ml 1,500円(税抜)

 

『風の森 秋津穂純米大吟醸』は、『風の森 秋津穂純米』と同様、秋津穂を酒米として醸す銘柄です。

無濾過無加水で醸される『風の森 秋津穂純米大吟醸』は、ボリューム感のある味わいとキレの良さをバランス良く味わうことができます。

口に含んだ瞬間に広がる洋梨のような甘みのある香りを是非ともお楽しみください。

 

風の森 露葉風 純米しぼり華

精米歩合 70%
720ml 1,200円(税抜)

 

『風の森 露葉風 純米』は、奈良県のみで生産される酒米”露葉風”から醸す銘柄です。

露葉風の心白の大きさは山田錦を凌ぎ、独特の酸味と渋み、ふくよかさを生み出します。

“奈良の旨い酒”を味わいたい方にオススメの日本酒です。

 

風の森 露葉風 純米大吟醸しぼり華

精米歩合 50%
720ml 1,600円(税抜)

 

『露葉風 純米大吟醸』は、 『風の森 露葉風 純米』と同様、奈良県のみで生産される酒米”露葉風”から醸す銘柄です。

山田錦を凌ぐ大きさの心白は、バランスのとれた複雑味を生み出します。

深く臨場感のある味わいを楽しみたい方にオススメの日本酒です。

 

風の森 山田錦 純米しぼり華

精米歩合 80%
720ml 1,250円(税抜)

 

『風の森 山田錦 純米』は、精白を抑え、超低温長期発酵を行うことで、山田錦の個性を存分に引き出した銘柄です。

ずっしりとした深い味わいと、風の森特有の酸味が特徴の日本酒です。

 

風の森 山田錦 純米吟醸しぼり華

精米歩合 60%
720ml 1,500円(税抜)

 

『風の森 純米吟醸』は、風の森シリーズの中で最もドライな銘柄です。

透き通るような綺麗な飲み口と、口に含んだ瞬間に広がる甘い白葡萄の香りが特徴です。

きめ細やかで繊細な日本酒が好きな方にオススメの日本酒です。

 

風の森 山田錦 純米大吟醸しぼり華

精米歩合 45%
720ml 2,500円(税抜)

 

『風の森 山田錦 純米大吟醸』の特徴は、口に含んだ瞬間に広がる豊かな香りと、熟した果実のような落ち着いた味わいです。

高級感のある日本酒を手軽に楽しみたい方にオススメの銘柄です。

 

風の森 雄町 純米しぼり華

精米歩合 80%
720ml 1,250円(税抜)

 

『風の森 雄町 純米』は、精白を抑え、超低温長期発酵を行うことで、雄町の個性を存分に引き出した銘柄です。

バランスのとれた酸味と甘みが味わえる日本酒です。

 

風の森 雄町 純米吟醸しぼり華

精米歩合  60%
720ml 1,500円(税抜)

 

『風の森 純米吟醸』は、風の森シリーズの中で最もスウィートな銘柄です。

口に含んだ瞬間に広がる青リンゴを思わせる香りと、立体感のある味わいが特徴の日本酒です。

 

風の森 愛山 純米しぼり華

精米歩合  80%
720ml 1,400円(税抜)

 

透明感のある飲み口が特徴の『風の森 愛山 純米』。

複雑味のある深い味わいと、爽快な果実の香りを楽しめる日本酒です。

 

ALPHA 風の森 TYPE 1

秋津穂 精米歩合 65%
720ml 1,150円(税抜)

 

『ALPHA 風の森 TYPE1』は、『風の森シリーズ』と比べ、アルコール度数を抑えた造りになっているため、強いお酒が苦手な方でも楽しむことができる日本酒です。

アルコール度数自体は低いですが、風の森特有のボリューム感のある味わいとさっぱりとした果実の風味をそのままに保っています。

 

ALPHA 風の森 TYPE 2

秋津穂 精米歩合 22%
720ml 3,000円(税抜)

 

『ALPHA 風の森 TYPE 2』は、秋津穂を22%にまで精米し、秋津穂ならではの味わいを究極に高めた逸品です。

透明感のある味わいと、滑らかな飲み口を楽しめる日本酒です。

 

ALPHA 風の森 TYPE 3

八反錦 精米歩合 50%
720ml 1,800円(税抜)

 

『ALPHA 風の森 TYPE 3』は、『風の森シリーズ』には無い”火入れ”を行なった銘柄です。

火入れを行うことで、搾りたて特有の活き活きとした味わいを楽しむことができます。

「海外の人々にも飲んで欲しい」という酒造こだわりの日本酒です。

 

ALPHA 風の森 TYPE 4

秋津穂 精米歩合 22%
720ml 5,000円(税抜)

 

『ALPHA 風の森 TYPE 4』は、酒蔵独自の技術により、日本酒の歴史が始まって以来初めて、発酵タンク内で日本酒を分離して造った日本酒です。

日本の酒造りの最先端を行く酒蔵こだわりの日本酒を是非ともご堪能あれ。

 

鷹長 純米大吟醸

精米歩合 45%
720ml 3,000円(税抜)

 

鷹長 純米吟醸

精米歩合 60%
720ml 1,500円(税抜)

 

鷹長 純米 菩提酛

精米歩合 70%
720ml 1,500円(税抜)

 

鷹長 純米

精米歩合 65%
720ml 1,000円(税抜)
1,800ml 2,000円(税抜)

 

 

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