『黒龍』の銘柄で知られる福井県の老舗酒蔵・黒龍酒造。
『九頭龍』は、黒龍酒造が2004年から販売をスタートした新たなシリーズです。
大吟醸でありながら燗専用というこれまでにない切り口で、世間をあっと驚かせた『九頭龍 大吟醸』をはじめとして、『九頭龍』シリーズについてご紹介したいと思います。
【九頭龍】熱燗が旨い日本酒!黒龍酒造が造る逸品!
Contents
『九頭龍』の歴史!
『九頭龍』は、『黒龍』で有名な黒龍酒造が製造・販売を行っている、北陸を代表する銘酒です。
1804年創業の老舗酒蔵である黒龍酒造が、創業200年を記念して2004年に発売しました。
本来、燗には向かないとされる吟醸酒を、糖度・アルコール度・アミノ酸度などを調整し、燗用の大吟醸として完成させたことで、国内のみならず世界中から高い注目を集めました。
現在は『九頭龍 大吟醸』『九頭龍 純米』『九頭龍 逸品』、そして季節限定品の『九頭龍 純米夏しぼり』の4種類が販売されています。
『九頭龍』の特徴!
『九頭龍 大吟醸』は、さらりとした辛口と、柔らかな味わいが特徴のお酒です。
低温で貯蔵熟成させた大吟醸らしい、すっきりとしていながらも旨味の強い味わいが魅力です。
2015年から新たにスタートした『九頭龍シリーズ』の中核を担う『九頭龍 純米酒』、そしてシリーズの中で最もリーズナブルな『九頭龍 逸品』は、燗・冷やどちらでも楽しめる点が人気です。
燗と冷や、それぞれ異なる味わいを堪能することができます。
『九頭龍』の飲み方!
『九頭龍 大吟醸』は、ぬる燗(40度)~上燗(45度)がおすすめです。
品が良く、繊細でふくみのある香りを楽しむことができます。
『九頭龍 純米』『九頭龍 逸品』は冷やして(5~10度)、ぬる燗、上燗、そして熱燗(50度)と、お好みに合わせてさまざまな温度が楽しめます。
温度によって異なる香りや味を色々と試してみるのも良いですね!
季節限定品の『九頭龍 純米夏しぼり』は、冷やしての飲み方がおすすめです。
暑い夏にきりりと冷えた口当たりがぴったりです。
『九頭龍』の名の由来!
『九頭龍』が造られている黒龍酒造の蔵の側には、福井県のシンボルでもある九頭龍川が流れています。
『九頭龍』の名前の由来は、この九頭龍川にあります。
霊峰白山山系の雪解け水から成る九頭龍川の伏流水は、軽く柔らかな口当たりの軟水です。
「九頭龍」の持つ爽やかでふくらみのある味わいは、土地に湧き出る名水に支えられているのです。
『九頭龍』のオススメの種類!
九頭龍 大吟醸
黒龍酒造の創業200年を記念して、2004年に発売された燗用の大吟醸です。
一般的に、香りが強い吟醸酒は燗には向かないとされていますが、『九頭龍 大吟醸』はそんな常識を覆す酒として、日本酒好きを驚かせました。
九頭龍 純米
米の味そのものをしっかり味わえるのが『九頭龍 純米』です。
福井県産五百万石の米の風味が堪能できるのは、純米酒ならではの楽しみと言えます。
九頭龍 逸品
甘めの味わいとすっきりとした後味が魅力の『九頭龍 逸品』。
飽きのこない味わいに、知らず知らずの内にお酒が進んでしまう、罪作りな逸品です。
九頭龍 純米夏しぼり
季節限定で販売される『九頭龍 純米夏しぼり』は、その名の通り夏にしか出会えない幻のお酒です。
しぼりたて特有の瑞々しい味わいは、暑い夏にぴったりです。
この記事を読んだ人に人気の記事!