『獺祭』の種類を徹底解説!獺祭通だけが知るレアな日本酒7選!

獺祭の人気が高まった理由のひとつとして商品の豊富さが挙げられますが、その中には発泡性のものから焼酎まで色々なものがあります。

また失敗から生まれた一本というものもあり、その話題性も獺祭の魅力といえるでしょう。

 

ここでは獺祭のスパークリングから変り種の商品までズラッとご紹介していきます。

その味わいや製品誕生秘話までどうぞチェックしていってください。

 

『獺祭』の種類を徹底解説!獺祭通だけが知るレアな日本酒7選!

Contents

獺祭 磨き三割九分 発泡にごり

獺祭は山口県岩国にある旭酒造が製造している日本酒です。

獺祭には「磨き○○」という表記がされていますが、こちらは酒米を削り取り精米した比率を表しています。

獺祭 発泡にごり』シリーズには50・三割九分・二割三分というものがありますが、これはそれぞれ精米して残った原料の割合のことです。

 

○『獺祭 磨き三割九分 発泡にごり』とは?

獺祭の「磨き三割九分 発泡にごり酒」は、発酵途中のお酒を瓶に詰めて二次発酵を促したものです。

これはシャンパンと同じ製法となっていますが、獺祭のにごり酒はそれ以上の発泡性を感じることができます。

 

獺祭は米本来の甘みを忠実に日本酒へ移していて、もともと辛口のものであるにも関わらずにごり酒シリーズはスッキリとした甘さが特徴になっています。

 

○『獺祭 磨き三割九分 発泡にごり』の味わい!

獺祭 磨き三割九分 発泡にごり』は、米を噛み続けると口の中に広がる甘み、その特徴を充分にお酒に落とし込んだ商品です。

また、甘いだけではなくスッと消えるような後口が人気で食前酒としての役割も果たします。

強い発泡性で女性の方にもアルコールを感じさせず、まろやかな飲み口のスパークリングタイプ。

 

○『獺祭 磨き三割九分 発泡にごり』の定価!

720ml/3,348円

360ml/1,674円

 

○『獺祭 磨き三割九分 発泡にごり』のおすすめの飲み方!

獺祭 磨き三割九分 発泡にごり』は、冷蔵庫でよく冷やして飲むのがベストです。

飲む際にはフルートグラスに注いで、その気泡の流れも楽しんでみてください。

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獺祭 磨き二割三分 発泡にごり

○『獺祭 磨き二割三分 発泡にごり』とは?

獺祭 磨き二割三分 発泡にごり』は、獺祭の代表的な商品・磨き二割三分のスパークリングタイプです。

余分な雑味を削り落とした獺祭のほのかに香る吟醸香を、浮かび上がってくる気泡と共に体感できる商品となっています。

米本来の旨味や甘さを味わうことができます。

 

○『獺祭 磨き二割三分 発泡にごり』の味わい!

獺祭 磨き二割三分 発泡にごり』は、タイプ的には甘口のスパークリングワインといった一本です。

トロッとした口当たりが印象的で、あまりアルコールを感じさせません。

甘みは比較的抑えめですが、あとに残る獺祭特有の香りが非常にフルーティーで飲みやすさ抜群。

旨味が濃いので食事と合わせてもまったく負けないのが特徴的ではあります。

 

○『獺祭 磨き二割三分 発泡にごり』の定価!

720ml/7,128円

 

○『獺祭 磨き二割三分 発泡にごり』のおすすめの飲み方!

非常にまろやかな味わいが楽しめる「獺祭磨き二割三分発泡にごり」ですが、こちらも冷蔵庫でキンキンに冷やして飲むことをおすすめします。

甘口である分、常温になると舌にその甘さが残りますのでなるべく冷えた状態で飲みきった方がいいでしょう。

ブルーチーズにはちみつをかけたものなどクセのある肴にも合いますので、ぜひ試してみてください。

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獺祭 等外

○『獺祭 等外』とは?

獺祭に使用されている酒米は山田錦ですが、山田錦の中で基準を満たすことが出来なかった等外品を用いたものが「獺祭 等外」です。

『獺祭 等外』だからといって、けっしてその味わいが劣るということはなく、精米技術によってしっかりと山田錦の旨味を引き出しています。

獺祭 等外23』などは生酒の一種になりますので、開栓後は早めに飲みきることが推奨されています。

 

○『獺祭 等外』の味わい!

獺祭 等外』の味わいは獺祭削り二割三分に近いですが、多少荒々しさが目立ちます。

もちろんそれが旨味として発揮されていますので、辛口でパンチのある日本酒を探している方にはおすすめの一本です。

通常の獺祭シリーズよりも後口が舌の上に残るのも特徴のひとつといえます。

 

○『獺祭 等外』の定価!

720ml/2,484円

 

○『獺祭 等外』のおすすめの飲み方!

こちらの等外は冷蔵保存が必須となっています。

基本的には開栓したらすぐに飲みきってしまうことをおすすめします。

冷蔵庫から出して、グラスに注いだらまずはそのまま飲んでください。

辛口フルーティーな日本酒の旨味が口の中で爆発するような感覚を味わえます。

その後、多少時間を置くとさらに酵母が活性化されて複雑な味わいをみせますので長い時間楽しむことができる商品といえるでしょう。

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獺祭 古酒

○『獺祭 古酒』とは?

獺祭 古酒』は、獺祭を製造し始めた1980年代頃の古酒をブレンドした商品です。

ほんのりと琥珀色に色づいた見た目が特徴的でシェリー酒のような甘みが口の中に広がります。

精米の歩合は50%で、ほどよく米の雑味を残した一本となっています。

限定商品となっていて手に入りにくいものですので、見かけたらぜひ一杯飲んでみてください。

 

○『獺祭 古酒』の味わい!

獺祭 古酒』は、キレのある味わいが持ち味で、その上に熟成された香りと旨味が広がります。

辛口と甘口の中間といったところで、食前酒・食中酒どちらにも向いているタイプといえるでしょう。

非常に複雑な味ですが、奈良漬けやいぶりがっこといった匂いの強い食べ物に合わせやすい印象があります。

 

○『獺祭 古酒』の定価!

1.8L/7,560円

720ml/3,780円

 

○『獺祭 古酒』のおすすめの飲み方!

『獺祭 古酒』は、冷酒として飲むのがベターですが、常温に戻して古酒特有の香りの強さを楽しむのもオーケーです。

また、どちらかというと食事と合わせて飲んだ方が旨味を感じやすいかと思います。

『獺祭 古酒』は味わいが強いため、生魚よりかは西京焼きなど味にパンチ力のあるものをチョイスするとより風味が活きます。

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獺祭 初心

○『獺祭 初心』とは?

獺祭シリーズは基本的に山田錦100%で造られています。

しかし、過去に生産農家の手違いによってコシヒカリが納品されてそのまま日本酒を造ってしまったことがあるのです。

 

その際すでに出回っているものは回収できず、余ったお酒も膨大なものとなりました。

そこで旭酒造は酒造りにおける初心「明確な原料・品質の管理、安心安全なお酒造り」を忘れまいとして残りのブレンド日本酒(山田錦とコシヒカリ)を「獺祭 初心」として販売をすることにしました。

 

失敗を教訓にして、その後の自社ブランディングを強化するきっかけとなったある意味貴重なお酒といえます。

 

○『獺祭 初心』の味わい!

獺祭 初心』の味としては青リンゴのような甘みが広がり、旨味も濃いのが特徴です。

ただし従来の獺祭とは異なり、立ち込める香りが少し弱いといった印象の「初心」

吟醸香自体は同じ酵母を使用しているため鼻に抜けますが、余韻は儚く消えていきます。

 

○『獺祭 初心』の定価!

720ml/1,404円

 

○『獺祭 初心』ののおすすめの飲み方!

『獺祭 初心』はあまり手に入れること自体ができませんが、もし入手した場合は冷蔵庫に入れて保管するのがベストです。

通常の獺祭とは違った原料が使われていますので、開栓後は風味が変わらないうちに飲みきることをおすすめします。

 

獺祭 試

 ○『獺祭 試』とは?

旭酒造は様々な革新的試みに挑戦する酒蔵です。

そのため、日本酒の新たな可能性のためにアメリカ産の米を使用したりもします。

 

その中で生まれたのがこちらの「試シリーズ」です。

獺祭を製造する際に小さくて使えなかった酒米・山田錦を活用したり、ほかの米とブレンドをして製造しているものが中心となっています。

 

限定販売で直営店でしか手に入らないので希少な獺祭シリーズといえるでしょう。

 

○『獺祭 試』の味わい

バージョンによって色々な味わいがありますが、アメリカ産カルローズ種とブレンドした「試」は軽いフレーバーが特徴で通常の獺祭よりもライトタイプといえます。

また、山田錦の削り残りを使ったものは甘みが少なくよりドライな日本酒といった印象です。

 

○『獺祭 試』の定価!

720ml/1,080円

 

○『獺祭 試』のおすすめの飲み方!

『獺祭 試』は、10℃以下に冷やしてから飲み始め、段々と温度を上げていくとその個性が分かります。

それぞれに特徴があるので飲み比べても面白いかもしれません。

 

獺祭 焼酎

○『獺祭 焼酎』とは?

獺祭 焼酎』は、獺祭を製造した後に残る酒粕を原料にして造られた焼酎です。

味わいには少し獺祭の面影を残しています。

イタリアのグラッパと同じ要領といえるでしょう。

(ワインを造ったブドウの残りから造られる蒸留酒)

 

アルコール度数が39%とかなり強いので、水で割って飲むのがおすすめです。

日本酒よりも開栓してから長持ちするというメリットがあります

 

○『獺祭 焼酎』の味わい!

強烈なアルコールが舌の上で暴れる感覚で、甘みよりもアルコールを先に感じます。

加水することで旨味を見つけることができますが、その味わいは非常に複雑で麦や芋といった焼酎とはまったくの別物。

しばらくするとインパクトのある酒粕の香りが鼻を抜けます。

 

○『獺祭 焼酎』の定価!

720ml/3240円

 

○『獺祭 焼酎』のおすすめの飲み方!

獺祭 焼酎』は、常温で加水をして飲むのがベストです。

もしくは氷を足して少しずつ溶けるのを待ちながら、味が変化していくのを楽しむのもいいかもしれません。

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→関連記事:『大注目!『獺祭 焼酎』の価格と味わい!知る人ぞ知る山口の希少な焼酎!

 

これらの獺祭は、かなり希少でまず見つけることが難しい逸品たちです。

もしどこかで見つけたら迷わず買うことをオススメします。

獺祭通だけが知るレアな種類をぜひ堪能して見てくださいね!

 

 

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