四国(香川・徳島・愛媛・高知)の日本酒の特徴!
Contents
香川県の日本酒の特徴!
香川県の日本酒の味わい!
香川県の日本酒は、甘口な味わいと柔らかな飲み口が特徴です。
香川県内には平野部を中心に約7の蔵元が存在します。
蔵元の数は少ないものの、自然豊かな香川県の土地には、讃岐山脈から流れ出る名水や、「さぬきよいまい」や「オオセト」などの香川県産酒米があり、旨い日本酒が醸されます。
香川特有!うどんに合う日本酒!
香川県といえば、うどんが有名な県でもあります。
うどん県との呼び声高い香川県は、うどんに合う日本酒を生み出しました。
うどん文化と地酒文化を融合させた新たな取り組みは、日本酒通の間で人気を博しています。
うどんの出汁や麦の風味によく合う、しっかりとした味わいの日本酒。
香川県を訪れた際は、ぜひともうどんを肴にお楽しみください。
徳山県の日本酒の特徴!
徳島県の日本酒の味わい!
徳島県の日本酒は、甘辛中庸な滑らかな味わいが特徴です。
徳島県には県内を流れる吉野川・那賀川を中心に約25の蔵元が存在します。
近年では、徳島県産の山田錦、通称「阿波山田錦」が有名でも、全国にその名を広めています。
徳島県を取り巻く環境!
徳島県は日本酒造りに適した環境で、多くの名酒が醸されています。
徳島県内には、吉野川・那賀川流域を中心に約25の蔵元が存在します。
近年では、IWC(インターナショナルワインチャレンジ)の純米酒カテゴリーにおいて最高金賞を受賞する酒蔵・本家松浦酒造場を排出するなど、国際的に認められた日本酒を世に送り出しています。
注目の酒米!徳島県産の山田錦”阿波山田錦”!
四国の酒蔵は、地元産の酒米で日本酒を醸すことに強いこだわりがあります。
他の地域では、兵庫県産の山田錦が使用される大吟醸においても、地元で栽培した山田錦を使用したり、四国地方特有の酒米”オオセト”を使用して醸すことがよくあります。
近年では、徳島県産の山田錦は”阿波山田錦“とも呼ばれ、注目を集めています。
温暖な気候、粘土質な土壌を活かして栽培される阿波山田錦は、芳醇な米の香りを持つ日本酒を生み出します。
是非一度、阿波山田錦で醸される日本酒と、兵庫県産山田錦で醸される日本酒を飲み比べてみてくださいね!
→関連記事 : 『最高級品質を誇る”山田錦”の特徴!』
愛媛県の日本酒の特徴!
愛媛県の日本酒の味わい!
愛媛県の日本酒は、古来より「伊予の女酒」と呼ばれ、優しい甘みと柔らかな味わいを持つのが特徴です。
愛媛県内には、約40以上の蔵元が存在します。
愛媛県産酒米には「松山三井」や「しずく媛」などがあり、瀬戸内海の淡白な白身魚と合うような、ほんのりとした甘みと旨みの日本酒を醸します。
“女酒”と”男酒”とは?
女酒とは、柔らかな甘口のお酒のことを指します。
硬度が低い仕込み水で醸された日本酒は、甘みと旨みが特徴の日本酒となります。
伊予(愛媛)や伏見(京都)の日本酒には、このタイプが多く、日本酒が苦手な女性からも高い人気があります。
一方で、締まった辛口のお酒を男酒といいます。
男酒は、硬度が高い仕込み水で醸され、キリッとした味わいの日本酒となります。
全国的に有名な男酒は、やはり灘(兵庫)の酒です。
古くより日本酒造りがたいへん盛んで、日本酒好きの飲兵衛達には堪らない日本酒が多数あります。
高知県の日本酒の特徴!
高知県の日本酒の味わい!
高知県の日本酒は、端麗辛口な味わいが特徴です。
高知県には約18の蔵元が存在し、全国的にも有名な”土佐の地酒”を醸します。
高知県産酒米には「土佐錦」・「吟の夢」・「風鳴子」があり、すっきりとした旨みと辛口な味わいの日本酒を醸します。
希少な日本酒の数々!土佐の地酒!
高知県の日本酒は”土佐の地酒“と呼ばれ、古くから多くの人々に愛されていました。
江戸時代には、坂本龍馬をはじめとする幕末の志士達も土佐の地酒を飲み、議論を酌み交わしたと言われています。
そんな土佐地酒には、地元でしかほとんど手に入らない貴重な日本酒がたくさんあります。
たとえば、南酒造が造る日本酒『南』は、毎年決まった数量しか世に出ることがありません。
南酒造では、昔ながらの製法である「箱麹法」で日本酒が醸されます。
手間は圧倒的にかかりますが、それ故、骨太でありながらキレを感じさせるという独特の日本酒が生まれます。
高知県に訪れた際は、希少な”土佐の地酒”を是非味わってみてくださいね!
→関連記事:『【高知】『南』年間わずか50,000本!入手困難な稀有の日本酒!』
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