いまや全国的にも知名度を上げた日本酒の獺祭。
その特徴は大吟醸酒以外の日本酒を造らないというこだわりと、その中での様々なバリエーションの多さです。
ここでは獺祭の種類とその味わい、定価やおすすめの飲み方などをご紹介していきたいと思います。
ぜひ、獺祭の魅力を知り実際にその味を確かめてみてください。
【種類別】獺祭のオススメの飲み方!
Contents
獺祭 純米大吟醸50
獺祭は精米の比率を50%・61%・77%と決めています。(一部例外あり)
その中で「純米大吟醸50」というシリーズは、獺祭に用いられる酒米・山田錦を半分(50%)削り落とし磨き上げたものを指します。
○『獺祭 純米大吟醸50』とは?
酒米にするには国産米で一番と名高い山田錦を使用し、50%の精米比率にすることでコストを抑え、獺祭の中でも比較的安価で商品化することが可能となった一本。
その山田錦に9号酵母と呼ばれる、強い吟醸香が出る酵母を合わせています。
価格が安いから味が落ちるという話ではなく、あくまで山田錦の旨味を残した獺祭シリーズです。
その味わいは他の獺祭シリーズにも引けを取りません。
○『獺祭 純米大吟醸50』の味わい
『獺祭 純米大吟醸50』は、バランスの取れた味が特徴で、甘い洋梨のような香りが第一印象として挙げられます。
口の中に入ってきてはスッと溶けるような潔さが人気の秘密。
精米を抑えたため、複雑な旨味が絡み合うのを楽しめるという利点もあります。
○『獺祭 純米大吟醸50』の定価
1.8L/3,078円
720ml/1,539円
300ml/642円
180ml/410円
○『獺祭 純米大吟醸50』のおすすめの飲み方!
この『獺祭 純米大吟醸50』は冷酒で飲むのがオススメです。
いきなり常温で飲むと少し吟醸香が強いため、徐々に温度を上げていくのがいいでしょう。
時間を置くと香りが花開いていくため、その分長く楽しめるというメリットがあります。
→関連記事:『『獺祭 純米大吟醸50』の究極の飲み方!日本酒初心者にオススメの名酒!』
獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分
○『獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分』とは?
獺際の精米比率を61%にしたシリーズで、大吟醸50と磨き二割三分の特徴を両方兼ね備えた一本となっています。
獺祭の中では中間の位置にある商品ですが、ほかの日本酒の精米比率と比較するとほぼ最上位に入るレベルです。
値段は大吟醸より高くなりますが、味わいの厚みがやはり変わってくるのが特徴です。
○『獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分』の味わい!
フルーティーな味わいが持ち味の『獺祭 磨き三割九分』ですが、甘いだけではなくどっしりとした力強さも感じられます。
そのため食事にも合わせやすく、特に赤身の魚との相性は抜群です。
大吟醸を飲んだことがない方にもおすすめの一本であり、酒好きの方にも満足してもらえるでしょう。
米の旨味がしっかりと活きた余韻が非常に特徴的です。
○『獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分』の定価!
【箱無】
1.8L/4,835円
720ml/2,418円
300ml/1,008円
180ml/648円
【DX箱】
1.8L/5,142円
720ml/2,571円
○『獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分』のおすすめの飲み方
『獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分』は、冷凍庫に10分ほど入れて、10℃前後で飲むのがベスト。
冷酒として飲むことで、獺祭特有の華やかな香りが際立ちます。
さらに常温に戻ることで吟醸香が強くなり、飲み終わりの余韻を長く楽しむことができます。
匂いの強い肴にも合わせやすいので、カラスミやチーズといったものと一緒に楽しんではいかがでしょうか。
獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分
○『獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分』とは?
開発から8年の歳月をかけて誕生した獺祭の代表的銘柄、それが『獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分』です。
誕生当初は国内でも最高の精米比率を誇り、その研ぎ澄まされた酒米の旨味を最大限に引き出した一本となっています。
まさに、「これぞ獺祭」と旭酒造が自信を持って出荷している逸品です。
値段は『獺祭 大吟醸50』の3倍ほどですが、それだけの価値が磨き二割三分にはあります。
○『獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分』の味わい!
およそ7日間かけて限界まで磨き上げた酒米・山田錦の旨味だけを抽出した『獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分』は雑味がなく、はちみつのような芳醇な香りと口当たりが特徴。
飲んだあとに消えていく余韻が長く楽しめて、その甘い香りが鼻孔をくすぐります。
フレッシュマスカットのような味わいと酵母による吟醸香がバランスよく、日本酒初心者にもおすすめの一本。
○『獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分』の定価!
【箱無】
1.8L/10,285円
720ml/5,142円
300ml/2,160円
180ml/1,458円
【DX箱】
1.8L/10,594円
720ml/5,297円
180ml/1,539円
【木箱】
1.8L/10,800円
720ml/5,400円
300ml/2,592円
○『獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分』のおすすめの飲み方!
『獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分』は、10℃前後で飲むことがベストとされていますが、常温に戻してもしっかりとした味わいが崩れずに最後まで楽しむことができます。
白身魚などのお刺身やフレッシュタイプのチーズと合わせると、より日本酒の骨格が見えますのでぜひ試してみてください。
また、燗酒にすると味が飛んでしまうのでご注意を。
→関連記事:『『獺祭 磨き2割3分』価格を凌駕する味わい!世界を唸らせた日本酒!』
獺祭 磨き三割九分 遠心分離
○『獺祭 磨き三割九分 遠心分離』とは?
獺祭における「遠心分離シリーズ」は通常の日本酒とは異なる手法が用いられています。
山田錦と酵母を混ぜ合わせて発酵を促し、もろみと酒に分かれたものを圧搾せずに遠心分離機で日本酒を取り出したものが使われています。
ただし通常どおり圧搾して絞り取られた酒もブレンドされていますので、その味わいは複雑でスタンダードな獺祭とは違った風味を持っています。
○『獺祭 磨き三割九分 遠心分離』の味わい!
『獺祭 磨き三割九分 遠心分離』は、通常のもろみに見られる味の強さが取られていて、スッキリとした味わいを楽しむことができます。
しかし後味はスタンダードな獺祭よりもパンチが効いていて、フィニッシュも長めです。
61%精米の特徴がさらに際立つ一本となっており、濃い味の日本酒が好きな方にはおすすめとなっています。
○『獺祭 磨き三割九分 遠心分離』の定価!
1.8L/7,560円
720ml/3,780円
○『獺祭 磨き三割九分 遠心分離』のおすすめの飲み方
『獺祭 磨き三割九分 遠心分離』はスッキリとした中にも爆発的な旨味が凝縮されていますので、香りが開いている状態で飲んでもらいたいと思います。
そのため常温からのスタートをおすすめします。
パンチが効いていますので合わせる肴を選びません。
和食でも洋食でも一緒に楽しむことができるでしょう。
獺祭 磨き二割三分 遠心分離
○『獺祭 磨き二割三分 遠心分離』とは?
『獺祭 磨き二割三分 遠心分離』は、研ぎ澄まされた磨き二割三分をさらに飲みやすく仕上げた一本です。
価格も通常のものより2割ほど安くなっているため、購入しやすいというメリットもあります。
○『獺祭 磨き二割三分 遠心分離』の味わい!
『獺祭 磨き二割三分 遠心分離』は、雑味をすべて取り払ったかのような味わいが魅力的。
その分香りは通常の磨き二割三分よりも強く、余韻がひたすら長いのが特徴として挙げられます。
シャルドネ品種の白ワインに、ブルゴーニュ産赤ワインの軽やかさを足したようなキリッとした飲み口が楽しめます。
獺祭の中でも吟醸香が強いので、日本酒に馴染みがある方向けといえるでしょう。
○『獺祭 磨き二割三分 遠心分離』の定価!
1.8L/16,200円
720ml/8,100円
○『獺祭 磨き二割三分 遠心分離』のおすすめの飲み方!
『獺祭 磨き二割三分 遠心分離』は、冷酒から常温まで幅広く楽しめます。
冷やす場合には冷凍庫に10分ほど入れて10℃以下にすることをおすすめします。
またワイングラスに適量注ぎ、時間の経過と共に変化する香りを楽しんでみてください。
常温に近づくに連れて吟醸香が強まりますが、飲み口はスッキリとしていますので最後まで心地よく飲むことができます。
獺祭 磨き その先へ
○『獺祭 磨き その先へ』とは?
『獺祭 磨き その先へ』は、獺祭シリーズの中でも最高級品に位置づけられている商品です。
その精米比率は明らかにされていませんが、磨き二割三分を超える日本酒として10年以上の開発期間を要して造られたのがこちらの「磨き その先へ」。
これからの日本酒業界のためにも、海外の高価格帯ワインと勝負できるようにと生み出された一本ですがその味わいはエレガントの一言。
『獺祭 磨き その先へ』の価格は獺祭二割三分の3倍以上ですが、それだけの価値が込められています。
○『獺祭 磨き その先へ』の味わい!
『獺祭 磨き その先へ』は、甘口の日本酒で、極限まで飲みやすさを追求しています。
トロッとした口当たりがデザートワインのようでもあり、また余韻はスパッと切れて潔さを感じます。
マンゴーなどのドライフルーツのようなコクも併せ持ちます。
日本酒の概念を覆すような旨味が堪能できる一本であり、オールマイティーな力強さを発揮しています。
○『獺祭 磨き その先へ』の定価!
720ml/32,400円
○『獺祭 磨き その先へ』のおすすめの飲み方!
『獺祭 磨き その先へ』は、10℃~12℃に冷やして飲むのがベスト。
まずは通常の磨き二割三分を少し飲んだ後に、磨きその先へを飲むとその違いがはっきりと分かります。
丸みの大きいワイングラスに注いで、その香りの変化も楽しんでみてください。
日本酒のさらなる可能性を感じることができるはずです。
→関連記事:『『獺祭 磨き その先へ』至極の精米歩合!世界最高級の味わいの日本酒!』
是非とも様々な種類の獺祭を飲み、獺祭の魅力を知ってくださいね!
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