日本で最も有名な日本酒の一つ『久保田』。
『久保田 萬寿』は、久保田シリーズの最高峰とも呼び声高い名酒で、久保田シリーズの中でも一番の人気を誇ります。
今回は、日本酒好きならば知らない人はいないであろう『久保田 萬寿』についてご紹介します。
最高の原材料と最高の技術!久保田の最高峰『久保田 萬寿』!
Contents
『久保田 萬寿』は、”純米大吟醸“とよばれる種類の日本酒です。
“純米大吟醸”は最も基準の厳しい日本酒で、その基準は、
・原材料 : 米・米麹
・精米歩合 : 50%以下
・吟醸造り
・固有の香味であり、色が良好
というように、非常に限られた原料と磨き抜かれた酒米で造られている日本酒となります。
『久保田 萬寿』は、地本農家と提携して育てた最高の酒米を3分の2以上も削り、米の最もおいしい部分のみを使用した日本酒になっています。
また、仕込み水に朝日地内の地下水脈を流れる雑味の少ない軟水を使用し、麹米には五百万石を使用しています。
これらの選び抜かれた原料を洗米・浸漬・蒸米、麹造り、仕込み、上槽まで、『久保田』の酒蔵の職人たちが日々の気温や湿度などを考慮しながら丁寧に心を込めて作業します。
整った設備や環境と伝統の技術で、最高の酒米の美味しさを際限なく活かし、『久保田 萬寿』は醸造されています。
『久保田 萬寿』の特徴・味わい!
『久保田 萬寿』は、”純米大吟醸”と呼ばれる種類のお酒で、
・精米歩合33%
・麹米 : 五百万石
・仕込み水 : 朝日地内の地下水脈を流れる雑味の少ない軟水
を使用しています。
アルコール度数は15度、日本酒度+2、酸度は1.2であり、フルーティーな香り、柔らかな口当たりと深みのある味わいが特徴のお酒です。
冷やしても温めてもよしですが、冷酒や常温で飲むのがオススメのお酒です。
『久保田 萬寿』は、素材を生かした料理や、あっさりとした味付けのものとの相性が抜群に良いです。
お刺身や、天ぷらなどと合わせると、料理とお酒の両方のポテシャルを最大限に活かすことができるでしょう。
『久保田 萬寿』の製造方法!
『久保田 萬寿』は、”純米大吟醸“、つまり「吟醸造り」で醸す日本酒です。
「吟醸造り」とは、吟味して醸造することをいい、よりよく精米した(削った)白米を低温でゆっくり発酵させ、酒かすの割合を高くし、特有の芳香(吟香)をもつように醸造する製造方法です。
吟味して製造されているだけあって、仕上がった日本酒はとてもフルーティーで華やかな香りが特徴です。
→関連記事:『【日本酒】純米酒と本醸造酒の違い! 一瞬で分かる純米酒の飲み方・特徴!』
『久保田』の豆知識 ~吟醸の「吟味」とは?~
日本酒の税造方法の一つ「吟醸造り」は、”吟味”をして製造することです。
それでは、”吟味”とはどういうことなのでしょうか?
吟醸造りでは、”精米の吟味“・”酵母の吟味“・”つくりの吟味“の3つの「吟味」があります。
今回は、3つの”吟味”について、簡単にわかりやすくご説明します。
精米の吟味!
精米における吟味とは、酒米をどれだけ削ったか(精米歩合)ということを指します。
一般に、「吟醸」を名乗るためには精米歩合が60%以下、「大吟醸」を名乗るためには精米歩合が50%以下ではなくてはなりません。
酵母の吟味!
吟醸は特有の香り(吟醸香)が特徴です。
日本酒において、酵母はお酒の香りを決める大きな要素となっています。
よい香りを出すためは、酵母を吟味する必要があり、選ばれる酵母により、日本酒はその香りを変化させます。
造りの吟味!
「吟醸造り」の定義の一つに、「よりよく精米した(削った)白米を低温でゆっくり発酵させ」とありますが、実際には特定の基準が設けられているわけではありません。
おいしいお酒を造るために蔵元毎にそれぞれのこだわりの基準を設けて日本酒が造られます。
この3つの”吟味“があるからこそ、香り高い吟醸造りの日本酒が造られるのです。
『久保田 萬寿』の価格!
精米歩合33%
720ml 3,640円(税抜)
1.8L 8,110円(税抜)
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