【山形】『出羽桜』の特徴・種類・歴史・飲み方・味わい!

国内でも有数の吟醸酒銘柄として広く愛されている名酒『出羽桜』。

出羽桜は、将棋の駒の製造で有名な山形県天童市で造られる日本酒です。

今回は、一部の方々しか知らなかった吟醸酒の味わいを、広く一般的に広めた日本酒『出羽桜』をご紹介します。

【山形】『出羽桜』”吟醸酒の代名詞”と呼ばれし日本酒!

『出羽桜』の歴史!

1855年(安政2年)、仲野清五郎が山形県天童市で造り酒屋を創業。

そこで造られていた『熊政宗』が現在の『出羽桜』のルーツとなります。

 

『出羽桜』は、仲野清五郎の次男である仲野清次郎が、明治25年に興した酒造業「仲野酒造」で製造が始められました。

創業当初は『白梅』という銘柄を中心に製造しており、『出羽桜』は一部の高級酒として造られていた銘柄でした。

その後、天童市外、さらには山形県外に販路を拡大させるにあたって、『出羽桜』の醸造に一本化する方針をとることとなりました。

 

『出羽桜』の特徴!

吟醸酒の代名詞!

出羽桜は、「吟醸酒といえば”出羽桜”」と称されるほど、有名な銘柄です。

その吟醸香は、山形県特産の洋ナシ、ラ・フランスを彷彿とさせるフルーティなもので、口に含む直前にほのかな香りが楽しさを与えてくれます。

口当たりはなめらかで、口の中に膨よかな旨みが広がり、味わいの深さを楽しめます。

辛口の味わいは、日本酒好きにはたまらない美味しさでしょう。

 

驚きのコストパフォーマンス!

『出羽桜』の最大の特徴は、吟醸酒でありながら良心的な価格設定なところです。

お手頃価格でこのクオリティの日本酒を味わえるのは、素晴らしいとしか言いようがありません。

 

『出羽桜』のおいしい飲み方!

『出羽桜』はどのような飲み方をしても、それぞれで違った味わいを感じられる、奥の深いお酒です。

『出羽桜』は、少し辛口のお酒であるため、冷やで飲むと出羽桜本来の味わいを楽しむことができます。

もちろん熱燗で飲んでもおいしく、冬などは暖かい部屋でじっくりと味わいながら頂くのが通の飲み方です。

 

出羽桜に合わせる食べ物は、春の野菜や山菜などが適しています。

互いに引き立てあい、おいしさをより際立たせる組み合わせとなるでしょう。

世界で評価される日本酒『出羽桜』!

出羽桜』は海外でも広く知れ渡っている日本酒です。

イギリス王室御用達でイギリス最古のワインバイヤーが初めて取り扱った日本酒が『出羽桜 桜花吟醸酒』でした。

このことが高い評価を呼び、今では世界30か国で販売され、多くのファンに愛されています。

 

特に日本酒の人気が高いイギリスでは、出羽桜は高く評価されています。

新聞「インディペンデント」が主催する”イギリスで飲める日本酒のおすすめ銘柄ランキング“では、栄えある第2位にランクされています。

 

また、2008年にイギリス・ロンドンで開催されたIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)のSAKE部門において、『出羽桜 純米大吟醸 一路』が最高金賞である”チャンピョンサケ”に選ばれました。

一路は、さっぱりとした旨味が特徴の純米大吟醸酒で、普段日本酒をあまり飲まない方にとっても非常に飲みやすい日本酒となっています。

 

日本国内だけでなく、海外でも高く評価されている『出羽桜』。

是非一度味わってみてくださいね。

 

『出羽桜』の種類!

出羽桜 桜花吟醸酒

『出羽桜』には26種類の商品があります。

いずれも素晴らしい出来ですが、代表的なものが『出羽桜 桜花吟醸酒』です。

地元山形の酒造米”出羽燦々“をふんだんに使って醸造された日本酒で、国内のみならず海外でも高い評価を受けている銘柄です。

 

出羽桜 大吟醸

出羽桜 大吟醸』は最高ランクの大吟醸で、まろやかな口当たりながら、キレのある淡麗辛口が特徴の逸品です。

普段あまり日本酒を飲まない方でも抵抗なく受け入れられる深い味わいが特徴です。

 

 

この記事を読んだ人に人気の記事!

【山形】『初孫』伝統の生酛酵母で醸す洗練された名酒!

北海道・東北地方(青森・岩手・秋田・宮城・山形・福島)の日本酒の特徴

甲信越(新潟・山梨・長野)の日本酒の特徴

 

 

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です