はるか江戸時代からすでに多くの人に飲まれてきた『剣菱』。
創業以来その味は変わらず、今もその味は受け継がれて私たちの生活に広く浸透しています。
今回は500年以上の歴史と伝統をもつ『剣菱』の特徴や歴史、飲み方などについてご紹介します。
【兵庫】『剣菱』500年以上もの歴史と伝統を持つ名酒!
Contents
『剣菱』の歴史!
『剣菱』をつくる剣菱酒造株式会社のルーツは、1505年(永正2年)以前に兵庫県伊丹市で稲寺屋が創業したことから始まったといわれています。
当時販売していた銘柄の詳しい記載がなく、詳細は不明ですが、そのくらい昔から人々の間で親しまれてきました。
江戸時代の頃からとても評価が高く、江戸の人々が次第に『剣菱』と呼ぶようになりました。
戦争や災害など、人々の暮らしを揺るがす多くの歴史を乗り越えて、その味は今も語り継がれています。
『剣菱』の特徴!
肩書きよりも味重視!全て”普通酒”のお酒!
『剣菱』はコメの甘みと旨み、そして後味のキレを見事に調和させた味が特徴です。
500年以上も変わらぬその味は、まさに歴史と伝統のたまもの。
肩書きよりも味を重視しているということから、本醸造や吟醸などの特定名称はなく、どれも普通酒の扱いとされています。
旨みを逃さぬ濾過調整!
また、『剣菱』は旨みが抜けてしまわないように、ろ過の調整をして作られています。
そのため、日本酒といえば無色透明なものが多いですが、『剣菱』は黄色く色づいており、それが味の濃さの証明にもなっています。
『剣菱』のおすすめの飲み方!
冷から燗まで!
『剣菱』は冷やから燗まで、多彩な表情を楽しめる幅広さがあります。
その中でも、燗にするとさらに旨みが引き立ち、後味のキレもよりキリッと引き締まるのでオススメです。
『剣菱』と合う料理!
『剣菱』は、焼き牡蠣や焼き帆立など、貝を焼いたものと一緒に飲むと相性抜群で、とても美味しくいただけます。
マグロの漬けや鰹出汁がきいた料理にも『剣菱』は良く合います。
反対に、白身魚系のお料理などのあっさりしたものは相性が少し良くないので注意が必要です。
生活の中の『剣菱』!
『剣菱』の歴史は古く、500年以上前から人々の間で親しまれてきた結果、私たちの生活にも深く根付くようになりました。
今では盆や正月に神社に奉納されたり、祭事や納会で振るまわれる他、弔い酒として葬儀の際にも使用されています。
さまざまなシーンで活用されているので、小さい頃から『剣菱』のパッケージを目にしてきた方は多いのではないでしょうか。
このように季節や行事の際に登場することが多い『剣菱』は、今では私たちの生活に欠かせないものとなっています。
『剣菱』の種類!
剣菱
『剣菱』は、辛みと旨みがバランスよく調和した、飲みやすくやわらかな味わいを楽します。
黒松剣菱
『黒松剣菱』は、口の中で濃厚な香りがふくらみ、コメの旨みと味わいを引き出した一本です。
極上黒松剣菱
『極上黒松剣菱』は、甘みと辛みが絶妙に調和した、力強い旨みと豪快なキレが特徴です。
瑞穂黒松剣菱
『瑞穂黒松剣菱』は、2年以上熟成させた酒をブレンドしている一本です。
優雅な香りと、剣菱ならではのコクのある味わいを楽しめます。
瑞祥黒松剣菱
『瑞祥黒松剣菱』は、5年以上かけて長期熟成させた古酒をブレンドしている一本です。
濃厚な芳香と甘みが特徴の冬季限定商品です。
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