【新潟】『緑川』の特徴・種類・歴史・飲み方・味わい!

日本有数の米どころであり、日本酒の生産が盛んな地域として知られる新潟県の魚沼市。

そこで醸される淡麗にしてほんのりとした甘みを持った日本酒『緑川』。

今回は、魚沼が誇る精練された日本酒『緑川』についてご紹介します。

【新潟】『緑川』地元で愛されし稀有の酒!

『緑川』の歴史!

緑川』を醸す緑川酒造は明治時代創業の老舗の酒蔵です。

1884年から魚沼地域で米と日本酒を取り扱い、地元の特徴を活かした酒造りを心がけています。

魚沼市は標高が高く寒暖差が有ることから日本酒造りに最適な土地です。

また、すぐそばには信濃川最大の支流魚野川が流れているため、水資源も非常に豊富な地域です。

 

日本酒『緑川』にはこのあたり一帯の洗練された水が仕込み水として汲み上げられ使用されています。

以前は酒蔵が旧小出町の中心部にありましたが設備の改善などを理由に、平成2年に魚野川に面した現在の位置に酒蔵を建設し移転することとなりました。

 

『緑川』の特徴!

繊細で大人しい味わい!

『緑川』は”繊細で大人しいタイプの味わい“が特徴の日本酒です。

その理由は地下50mから汲み上げられた軟水を使用し、低温発酵、低温長期貯蔵を行っているからです。

 

また、酒米には主に新潟県が独自に開発した五百万石を使っています。

仕込み水と酒米へのこだわり、そして熟成に対する気遣いが、単純に”淡麗”というだけではなく、緑川ならではの”ほのかな甘み”を生み出しています。

 

人の繋がりを大切にする酒造の想い!

『緑川』を醸す緑川酒造は、「人とのつながりを意識し、顔の見える商売をしたい」という想いを大切にしています。

そのため、インターネットでの販売は極力避け、”地域密着型の酒蔵“として地元の人々から愛されています。

 

『緑川』のおすすめの飲み方!

緑川には色々なタイプがあるので、それぞれ適した飲み方が異なりますが、基本的に生原酒以外は”冷酒から燗酒まで“幅広く対応しています。

生原酒に限っては冷蔵庫に入れてよく冷やし、開栓後は早めに飲むのがおすすめです。

 

『緑川』の味わいは、うっすらと甘みを感じる辛口タイプといった印象が強く、刺身や焼き魚などにぴったりです。

漁港町で造られるお酒らしく魚料理と一緒に『緑川』を楽しんでみてください。

 

『緑川』の入手方法!

緑川』は、酒蔵からは直接インターネット販売をしていないということで、あまり大手の酒屋に出回らないことで有名です。

もし『緑川』を入手したい場合は、新潟県の小さな酒屋が運営しているサイトから注文すると購入しやすくなります。

なかなか味わうことのできない魚沼の銘酒『緑川』を手に入れ、是非とも自宅で楽しんでみてください。

『緑川』の種類!

緑川  大吟醸

緑川 大吟醸』は「パインもしくはメロンのような甘みと酸味」と例えられることが多く、スッと溶けていくような甘さと余韻の潔さが特徴的です。

『緑川 大吟醸』には、酒米として全国で使われている山田錦も配合されているため、淡麗で芳醇な味わいを楽しむことができます。

 

緑川 正宗

緑川 正宗』は四段仕込み製法で造られた日本酒です。

製造段階で餅米を使用しているため、熱燗にするとふわっとした蒸し米のような香りが楽しめます。

熱燗好きにおすすめの一本となっていますので、ぜひ一度お試しください。

 

純米 緑川

純米 緑川』は、緑川シリーズの中で一番スタンダードなものです。

TPOを意識せずいつでもどこでも楽しめる日本酒として地域で愛されています。

『純米 緑川』特有の淡麗で切れ味するどい味わいは、そのまま常温で飲んでも舌にまとわりつかずサラッとした喉越しを楽しむことができます。

 

 

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