寒い冬の季節。グイッと飲みたくなるのが熱燗ですよね？
熱燗は冷えた身体も心もポカポカと温めてくれます。
今回は、熱燗を作るセットを持ってない方でも、自宅の電子レンジで簡単に素早く熱燗を作る方法をご紹介します。
熱燗を電子レンジで！3分でできる美味しい熱燗の作り方！
Contents
用意するもの
自宅に電子レンジさえあれば、熱燗を作る際にあと必要なものはたったの5つです。
日本酒
熱燗には辛口濃醇な日本酒がオススメです。
日本酒選びが難しいという方は、アミノ酸とコハク酸が多い日本酒を選びましょう。
アミノ酸が多い日本酒は、温度が高くなるにつれ、味に膨らみが出てきます。
また、コハク酸はコクを感じさせる成分で、温度が高くなることで、より深みの味わいを引き出します。
一方で、フルーティで繊細な味わいの日本酒は、熱燗にはあまり適しません。
温度が高まることにより、味のバランスを崩してしまいます。
熱燗をする際には、温度変化に強いアルコール添加のある本醸造酒を選んでみてください！
→関連記事：『【日本酒】熱燗が美味しい日本酒3選！』
徳利
電子レンジで熱燗を作る場合、お酒の温まり方にムラがあるため、湯煎より味が劣ってしまうというデメリットがあります。
そのため、口が小さくなっている徳利よりも、口が広い片口タイプの徳利がオススメです。
万が一、自宅に徳利が無いという方は、電子レンジでチンできる容器で代用できます。
ただし、木製/紙製/金属製の容器は、電子レンジで温めるとレンジの破損につながることもあるので、ご注意ください。
→関連記事：『熱燗にぴったり！錫ちろりがもたらす4つの効果！』
容器
温めた熱燗の温度を下げるため、水の入った容器を準備しましょう。
容器の大きさは、徳利の一回り大きなものであれば問題ありません。
深さのある容器があれば、なお良いでしょう。
ラップ
徳利の口をふさぐためのラップを用意します。
口をふさぐことで、日本酒の香りや成分が飛ぶのを防ぐことができます。
マドラー
温めたお酒を混ぜるための、マドラーを用意します。
マドラーがない場合は、割り箸やスプーンで代用することができます。
3分でできる！美味しい熱燗の作り方！
日本酒を選ぶ！
熱燗にする日本酒を選びます。
日本酒は種類によって適切な温度があります。
ぬる燗(40度)＝純米酒
熱燗(50度以上)＝本醸造酒
→関連記事：『【日本酒】純米酒と本醸造酒の違い！ 一瞬で分かる純米酒の飲み方・特徴！』
色々な温度を試してみるのも日本酒の醍醐味の一つでしょう。
電子レンジで温める！
熱燗にする日本酒を選んだ後は、徳利の9分目くらいまで注ぎ、徳利の口をラップで塞ぎます。
口をふさぐことで、お酒の持つ香りや成分が飛ぶのを防ぐことができます。
次に電子レンジで温めますが、ポイントは目標温度のプラス5度まで温めることです。
温度設定機能のない電子レンジで熱燗を作る場合は、途中で取り出して確認しましょう。
目安としては、500Wで温める場合、ぬる燗(40度)は50~60秒間、熱燗(50度以上)は70~90秒間温めると良いでしょう。
50度以上に温めた場合、ふくよかさが無くなり、辛口になる傾向があります。
最適な温度にしたい場合は、温度計を使うのがオススメです。
20秒毎に混ぜる！
電子レンジで熱燗を作る場合、お酒の温まり方にムラがあるため、味が劣ってしまいます。
そのため、20秒毎にマドラーでゆっくりと混ぜ、温度を均一にしましょう。
この一手間により、出来上がった熱燗の味わいをグンと良くすることができます。
水につけて温度を下げる！
電子レンジで加熱した日本酒は、急激に温度が上昇するため、アルコール感が強くなり、香りや味が粗くなってしまいます。
そのため、プラス5度高めに加熱した日本酒を、容器に張った水につけ、5度冷まします。
この際、徳利の口を塞いでいるラップは外しておきましょう。
水につけ、温度を下げることで、日本酒の味を落ち着けることができます。
温度計がない方は、おおよそ20秒を目安にマドラーでゆっくり混ぜながら温度を下げると良いでしょう。
温度別の日本酒特徴！
| 温度 | 名称 | 特徴 |
| 0度～ | みぞれ酒 | |
| 5度～ | 雪冷え | |
| 10度～ | 花冷え | |
| 15度～ | 涼冷え | |
| 20度～ | 冷や | |
| 30度～ | 日向燗 | ほんのり香りが立つ |
| 35度～ | 人肌燗 | 米や麹の良い香りが引き立つ |
| 40度～ | ぬる燗 | 米の甘さが引き立ち、口当たりがまろやかになる。 |
| 45度～ | 上燗 | 香りが引き締まる。 |
| 50度～ | 熱燗 | キレと辛みが増す。 |
| 55度〜 | 飛びきり燗 | より辛口になり、香りがシャープになる。 |
日本酒は温度が変わると味わいが大きく変わります。
日本酒に合わせて温度を変え、自分にあったお気に入りの温度を見つけてみてください！
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