革新的な手法を用いて、新しい味わいを求め続ける新政酒造が生み出した日本酒『新政 Privatelabo』。
2008年〜2009年に始まった『新政』のプロジェクトのコンセプトは、日本酒の課題をクリアし、新たなステージに進むことでした。
そのコンセプトの趣旨や精神性を最も体現しているのが、「新政 Private Labo」シリーズです。
今回は、それぞれに違った製法、特徴が楽しめるシリーズ「新政 Private Labo」をご紹介します。
【新政 Privatelabo】陽乃鳥・亜麻猫・天蛙 を徹底解説!
Contents
【新政 Privatelabo】陽乃鳥・亜麻猫・天蛙の特徴!
『新政 陽乃鳥』の特徴!
「新政 陽乃鳥(ひのとり)」は、貴醸酒の濃厚な味わいと強い甘みが特徴です。
『新政』の全シリーズの中でも最も甘く、旨口のお酒に仕上がっています。
『新政 亜麻猫』の特徴!
「新政 亜麻猫(あまねこ)」は、強い酸味が特徴的で、口に含むと果実のような甘みが広がります。
そのジューシーさはいい意味で日本酒らしくない味わいで、「新政」シリーズの中でも異彩を放っているお酒です。
『新政 天蛙』の特徴!
「新政 天蛙(あまがえる)」は、軽い口当たりが特徴です。乳酸炭酸飲料を彷彿させるような甘酸っぱさと泡感は、日本酒が苦手なユーザーにも飲みやすい仕上がりとなっています。
【新政 Privatelabo】陽乃鳥・亜麻猫・天蛙のオススメの飲み方!
「新政」はすべてのシリーズで、6号酵母を使用し、生酛造りの製法を用いて造られています。
ベースの製法に加えてラボリシーズは3銘柄とも難しい製法にチャレンジしています。
『新政 Privatelabo 陽乃鳥』のオススメの飲み方!
「新政 陽乃鳥(ひのとり)」は、仕込みで使用される水の一部を酒に置き換えて仕込む「貴醸酒」です。
酒がもう一度発酵作用を受けることによって、濃厚で甘味が強い複雑な味になります。
「陽乃鳥(ひのとり)」は、濃い味わいと強い甘みが特徴の旨口酒なので、どの料理とも相性抜群の食中酒となります。
お酒の余韻がより一層料理の美味しさを引き出してくれます。
『新政 Privatelabo 亜麻猫』のオススメの飲み方!
「新政 亜麻猫(あまねこ)」は、清酒用麹に加えて、強い酸味を持つ焼酎用麹(白麹)を用いて醸される「白麹仕込純米酒」です。
白麹の親は泡盛などの製造に使用される黒麹です。味わった時の強い酸味はこの白麹が大きな役割を果たしています。
「 亜麻猫(あまねこ)」は酸味が強くジューシーなお酒で、肉料理との相性が抜群です。
油っこさが気になる料理でも果実のような酸味と甘みが後味を爽やかなものにしてくれます。
『新政 Privatelabo 天蛙』のオススメの飲み方!
「新政 天蛙(あまがえる)」は、とてもデリケートなお酒で、貯蔵管理はマイナス5度以下に保たれています。
「瓶内二時発酵酒」のため、温度が高いと瓶内のアルコール発酵が進み、内圧が高まるためです。
市場の他銘柄ではラベル表記義務のない添加物が少なからず入っている場合が多いですが、「 天蛙(あまがえる)」が生酛造りによる自然の力を借りる製法で醸されています。
「新政」の「低酒精発泡純米酒」は大変高い技術が要求されるため、少量生産での販売となっています。
「 天蛙(あまがえる)」は、料理と合わせるというよりは、料理前後の団欒の一杯に適したお酒といえます。
「 天蛙(あまがえる)」の甘酸っぱい味わいを楽しみながら会話に花を咲かせるといった場面がイメージできるお酒です。
低アルコールで飲みやすいお酒ですが、レアアイテムのため、見つけたらすぐに購入することをオススメします。
【新政 Privatelabo】陽乃鳥・亜麻猫・天蛙の価格!
『新政 陽乃鳥』の価格!
『貴醸酒 陽乃鳥(ひのとり)第 10 世代』は通常価格で、1,900円/720mlです。
オーク樽に寝かせて追熱させて出荷する『オーク樽貯蔵酒』は、2,400円/720mlで販売されています。
こちらは通常の価格のものよりも力強さを感じる味に仕上がっています。
『新政 亜麻猫』の価格!
『白麹仕込純米酒 亜麻猫(あまねこ)第9世代』は通常価格で、1,750円/720mlです。
他にも『なかどり』2,250円/720mlや、スピンオフとして瓶内二次発酵を行った活性濁り生酒『亜麻猫 スパーク』2,000円/720mlをリリースしています。
『新政 天蛙』の価格!
『低酒精発泡純米酒 天蛙(あまがえる)第7世代』 は、瓶内二次発酵を行った活性濁り生酒の1種類のみで、2,000円/720mlとなっています。
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