『越乃寒梅』は、新潟市の石元酒造で造られる、力強い後味とキレが特徴の日本酒です。
良質な水と気候の関係から、酒造りに適した環境である亀田郷に作られた石元酒造。
そんな環境で作られた越乃寒梅は、全国的に広く有名な名酒として人気です。
今回は、いつの時代も人々に愛される銘酒『越乃寒梅』をご紹介します。
【新潟】『越乃寒梅』いつの時代にも人々に愛された名酒!
Contents
『越乃寒梅』の歴史!
『越乃寒梅』は、1907年、農作業に励む人々に喜んでもらえるお酒を造るため、新潟・亀田郷の石元酒造にて造られました。
越乃寒梅は数々の品評会で注目されましたが、戦争が始まると日本酒の製造ができなくなります。
満足にお酒が作れない中、石元酒造は”人に喜ばれるお酒造り“にこだわりました。
石元酒造が造る越乃寒梅は、”いつの時代にも愛される日本酒“として知られています。
その理由はいつの時代にも変わらない一貫した酒造りのスタイルにあります。
石元酒造は、戦争が終わり、高度経済成長期になっても大量生産は行わず、地酒ブームが来てもスタイルを変えず、ひたすらに「人が喜ぶ酒」造りに取り組みました。
現在でも、越乃寒梅は、当時と変わらないスタイル・味を貫き、人々に喜ばれるお酒として人気を博します。
『越乃寒梅』の特徴!
越乃寒梅は、爽やかさの中に力強い後味が感じられる日本酒です。
飲んだ後のキレが抜群で、飽きずの楽しく飲めることが特徴です。
低温で丁寧に長時間発酵させた越乃寒梅は、しっかりとした飲みごたえがあります。
また、越乃寒梅には、料理に寄り添えるお酒というコンセプトがあります。
すっきりと力強い後味で、料理の味を引き立ててくれるでしょう。
クセの強い料理の食中酒として飲めば、口の中をリセットしてくれます。
次の日にも残りにくいお酒なので、毎日の晩酌に試してみてください。
『越乃寒梅』の飲み方!
新潟では晩酌の酒として愛されている、越乃寒梅。
常温だけでなく、冷や、ぬる燗などあなたに合った飲み方ができるお酒です。
よりキレのある飲み口にしたいなら、キリッとした冷やで飲むのがベスト。
旨口の日本酒好きの方なら、きっと満足できる味わいになるでしょう。
身体をしっかりと温めたいときは、ぬる燗で飲んでみてください。
香りが飛ばない程度の燗なら、さらに本格的な旨味が味わえます。
熱燗にしてしまうと、香りや味がもったいないと感じる方もいるため、40度前後がおすすめです。
『越乃寒梅』の豆知識!
新潟市にある亀田郷は、阿賀野川と信濃川が流れており、良質な水が豊富にある土地です。
さらに、低温環境であることから、酒造りに最適な環境となっています。
越乃寒梅は昔から酒造りの場所を変えたことはなく、そのこだわりを貫き続けています。
また、亀田郷は江戸時代から梅の名産地として知られています。
越乃寒梅が作られる亀田郷では、藤五郎梅が残雪の中、美しい花を咲かせます。
梅の花が厳寒に負けることなく美しい姿を魅せることから、”越乃寒梅“という名付けられました。
『越乃寒梅』の種類!
越乃寒梅は、種類によってテイストを変えながら、人々に喜ばれる味わいを醸しています。
ここでは越乃寒梅の中でも特徴的なおすすめの種類をまとめてみました。
大吟醸 越乃寒梅 超特選
『大吟醸 越乃寒梅 超特選』は、精米歩合30%まで磨き上げたこだわりの山田錦を使い、大吟醸となった越乃寒梅です。
室温1度の保存庫で、旨味と深みを2年間凝縮させた逸品です。
上品な吟醸香、飲んだ後にさわやかな余韻を感じさせる名酒を是非お楽しみください。
純米大吟醸 越乃寒梅 金無垢
ほのかな吟醸香を感じさせる、繊細な飲み口の『純米大吟醸 越乃寒梅 金無垢』。
しっかり熟成させて深みを引き出した純米大吟醸で、山田錦の味が感じられます。
ひと味違った香りと味の広がりが感じられるので、ぜひ味わってみてください。
純米吟醸 越乃寒梅 灑
越乃寒梅のキレの良さと上品な余韻は残し、まろやかに仕上げた『純米吟醸 越乃寒梅 灑』。
山田錦と五百万石を組み合わせ、低温熟成させたことから、日本酒が苦手な方でも飲みやすい逸品です。
旨味はしっかりと感じられるため、飽きが来ずに楽しめるお酒に仕上がっています。
越乃寒梅は昔から変わらないスタイルで、人々に喜ばれるお酒を目指しています。
冷やから燗まで、さまざまな飲み口で味わえることが特徴の『越乃寒梅』。
今後も生産方法を変えることなく、飲む人のニーズに応えてくれる名酒です。
越乃寒梅を飲んだことがないという方は、ぜひ一度味わってみてください!
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