1861年に宮城県の港町・石巻市清水町の蔵元で生まれ、今なお絶大な人気を誇る日本酒『日高見』。
漁師町で生まれた酒だけに海鮮類との相性抜群なお酒です。
今回は、味わい深いコク、そして芳醇な旨味が感じられる名酒『日高見』をご紹介します。
【宮城】『日高見』10年の努力から生まれた名酒!
Contents
『日高見』の歴史!
『日高見』は宮城県石巻市の平孝酒造で造られている銘酒です。
蔵元が作られたのは1861年で、日高見は長い歴史を持つ吟醸酒となります。
港町である石巻市は、世界三大漁場の1つである金華山沖が有名です。
また、江戸時代、石巻市には16軒もありました。
これは、一宿一軒しか造り酒屋を作らなかった当時としては異例の数となります。
当時の造り酒屋の多さからも石巻市が最高峰の酒造りの港町のひとつだったことが伺えます。
しかし、昭和になると平孝酒造の勢いは衰え、一時は廃業寸前となりました。
1990年、決死の努力の末、『日高見』を造り出し、一躍全国的に有名な銘酒となりました。
『日高見』の特徴!
『日高見』は清水町に湧き出す美しい水を酒造りに使用しています。
厳選した仕込み水と良質米を組み合わせることで、深い味わいを生み出しています。
『日高見』は、透明感のある飲み口が好評で、すっきり飲みたい方におすすめの名酒です。
また、お米本来のコクと旨みを最大限に引き出すよう超辛口で造られており、キリッとした後味になっています。
バランスの取れた味と飲み口で、何杯でも飲みたくなる日本酒『日高見』。
まだ飲んだことがない方は、一度試してみてはいかがでしょうか?
『日高見』おすすめの飲み方!
『日高見 大吟醸&本醸造』のおいしい飲み方!
日高見の大吟醸・本醸造は、冷やで味わうのがおすすめです。
キリッと冷えた日高見はのどごしが良く、料理の旨味を引き立ててくれます。
特にあっさりとした魚料理との相性が良く、飲み飽きない軽さが感じられるでしょう。
『日高見 純米酒』のおいしい飲み方!
日高見の純米酒は、冷やから熱燗まで幅広い飲み方ができます。
常温で飲んでも米の旨味と豊かな香りが広がるため、おいしく飲めるでしょう。
熱燗で飲めば、口中にコクと旨味が広がるような印象です。
辛口ですっきりとした後味なので、熱燗で飲んでも飲みやすくておすすめです。
『日高見』血の滲む10年間の努力から生まれし名酒!
今でこそ全国的に有名な『日高見』ですが、廃業寸前まで追い込まれた時期がありました。
平孝酒造を5代目が受け継いだ昭和62年には、どこもお酒を購入してくれない時代でした。
地元のお酒より、テレビで流れるお酒が売れる時代で、地酒のイメージが弱かったのです。
10年間もの間、あらゆる工夫をするものの、平孝酒造のお酒は鳴かず飛ばず。
しかし、そこで諦めず、石巻出身の飲食店と連携して、地元のお酒が売れるよう血の滲むような努力を始めます。
少しでも多くのお酒を売るために、売るためのイメージを作っていき、次第に全国的に広がるようになりました。
蔵元を潰さず、諦めない気持ちこそが、今も全国的に『日高見』の名前を残している理由です。
『日高見』の種類!
日高見 特別純米 山田錦
『日高見 特別純米 山田錦』は、2003年に発売された純米酒です。
山田錦を60%私用しており、お米の良さを活かした仕上がりになっています。
芳醇な旨味の中に、さらっと飲める上品な仕上がりが特徴です。
日高見 純米吟醸火入れ 弥助
『日高見 純米吟醸火入れ 弥助』は、芳醇辛口な純米吟醸酒で、海鮮料理と合うように香りを抑えています。
さわやかな香りが広がった後は、超辛口な後味が広がります。
海鮮料理と一緒に味わうなら、ぜひ『日高見 純米吟醸 火入れ 弥助』を試してみてください。
日高見 中取り大吟醸 ベネチアンボトル
『日高見 中取り大吟醸 ベネチアンボトル』は、東条産の特A山田錦を使用した極上の日高見です。
極上の酒米を使用して作られており、フルーティな味わいになっています。
お米本来の旨味はそのままに、透明感のあるバランスの取れた味に仕上がっています。
平孝酒造で作られている純米酒である『日高見』。
コクと旨味だけでなく、辛口ですっきりとした後味が特徴のお酒です。
日高見は種類によって飲み方も変わるので、あなただけのとっておきの飲み方を見つけてみてください!
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