日本酒は、一般的な物だと1升瓶で2,000円〜5,000円程度で購入できます。
1万円を超えると高級品とされていますね。
そんな中、なかなかお目にかかることはありませんが、10万円を超える日本酒が存在することをご存知でしょうか?
ウイスキーやワインなどは、1本10万円を超えるものもそれほど珍しくありません。
しかし、日本酒で1瓶10万円と聞くとびっくりすることでしょう。
10万円を超える日本酒は超プレミア品で、本数限定で販売されることが多く手に入れることが難しい品ばかりです。
ここでは1瓶10万円越えの超高級な日本酒をご紹介します!
10万円越え!超高級な日本酒5選!
Contents
宮本酒造 『純米大吟醸 楽聖 雄町米 一割五分磨き』 1800ml 108,000円
『純米大吟醸 楽聖 雄町米 一割五分磨き』は、雄町米を使用した純米大吟醸です。
雄町米は100年以上前に発見され、日本でただ1つの交配されていない米です。
酒造好適米として有名な山田錦も雄町米を交配してできました。雄町米は現在では生産量が減っており、とても貴重な米になっています。
そんな雄町米の発祥の地は岡山市の雄町と呼ばれる地区と言われています。
宮本酒造も岡山の酒造です。
雄町米は大粒で、心白が大きいため、割れやすく精米歩合は40%までというのが一般的でした。
しかし、宮本酒造の研究と技術革新により精米技術が高められ、精米歩合15%まで原形精白されて造られたのが純米大吟醸 楽聖 雄町米 一割五分磨きです。
花のような明るく爽やかな香りと、雄町米特有のふくよかな旨味が特徴です。
原材料 雄町米100%
精米歩合 15%
アルコール度数 15〜16%
喜久水酒造 『特別大吟醸 朱金泥能代 醸蒸多知』1800ml 108,000円
『朱金泥能代 醸蒸多知』は、年間約60本しか生産されていないとても貴重な大吟醸です。
「朱金泥能代 醸蒸多知(しゅこんでいのしろ かむたち)」と読みます。
喜久酒造で有名なのが、れんが造りのトンネル貯蔵です。
このトンネルは年間を通して11度に保たれ朱金泥能代 醸蒸多知をはじめ、多くの日本酒が管理されています。
朱金泥能代 醸蒸多知は、兵庫県産の山田錦を使用し、トンネルの中で3年間熟成された日本酒です。
喜久酒造のホームページによると、「秋になり地上に実を残したまま、神は身を隠した。翌春を待たずに、生命をよみがえらせる酒の神が来たりて、醸されし大吟醸酒は、酒袋よりしたたり落ちて、輝く酒の精は黄金の小川となって集まってくる。
酒の女神「醸蒸多知」の逸品です。」と紹介されています。
神秘的な印象を感じます。
友禅張木箱入りで神々しさも感じる風貌です。
フルーティーで香り高く、心地よい喉ごしが特徴です。
原材料 兵庫県産山田錦
精米歩合 33〜40%
アルコール度数 17.5%
北雪酒造 『大吟醸 YK35雫酒チタンゴールド』 1800ml 216,000円
雫酒は、新潟県佐渡島で、創業約150年とう老舗の蔵元北雪酒造で醸造された日本酒です。
甑と麹蓋を使う昔ながらの製法で造られています。
もろみを酒袋に吊り下げて、ポトリポトリと落ちてきた雫だけを集められた大吟醸。
機械を使うことなく、手間暇をかけて造られた日本酒の味わいは繊細ながらも、米の旨味や甘みをしっかりと感じることができます。
また、YK35雫酒チタンゴールドがこれほど高額な理由は、ボトルにもあります。
いかにも高級感が漂うこの容器は純チタン製です。
光を通すことなく、急速な温度変化に耐えることができます。味や香りはそのままに長期間貯蔵できるというメリットがあります。
原材料 山田錦
精米歩合 35%
アルコール度数 17〜17.9%
楯の川酒造 『純米大吟醸 光明』 720ml 108,000円
『光明』の注目するべきポイントは、精米歩合です。なんと精米歩合1%。
この驚異の精米歩合は日本初です。
日本酒を作るときに使われる酒米は精米されています。
どの日本酒でも大抵精米歩合何%という表記があるでしょう。
これは、玄米を削って残った白米の割合を示しています。
精米歩合の数値が高いほどより米が磨かれているということになりますが、米は磨くと割れやすいため、せいぜい40%前後というのが一般的です。
1%まで磨くというのは、高い技術が必要です。
光明は山形県酒田市の酒造楯の川酒造の高い技術によって造られた奇跡の日本酒と言っても良いでしょう。
透明感のある繊細な味わいを感じられます。
光明という名前は、「新境地への挑戦によって、日本酒の世界に明るい希望の光が差すように」という願いを込めてつけられたそうです。
原材料 山形県産出羽燦々
精米歩合 1%
アルコール度数 15%
本家松浦酒造場 『鳴門鯛 大麻 霧のしずく』 720ml 324,000円
『鳴門鯛 大麻 霧のしずく』は、プレミア中のプレミアとも言える日本酒です。
本家松浦酒造場独自の霧造り製法によって造られた純米生酒を7年間貯蔵した熟成酒。
なぜここまで貴重な存在になったのかというとそれはアルコール度数です。
平成18年の酒税法改正により清酒はアルコール度数22%を超えてはいけないという決まりができました。
鳴門鯛 大麻 霧のしずくのアルコール度数は25度。
そのため販売することができなくなってしまいました。
しかし、酒税法改正前に製造された製品は特例として販売することが認められたため、数少ない本数ですが市場に出たのです。
とろりとした濃厚で深い日本酒の味わいを感じることができる一品です。
原料米 国産米
アルコール度数 25度
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