【山形】『東光』の特徴・種類・歴史・飲み方・味わい!

米沢藩を治める上杉家に愛された日本酒『東光』。

『東光』を造る小嶋総本店は、現在も米沢城の東隣に位置します。

吾妻連山と最上川が抱擁する雪解け水とその豊かな水に育まれた米を使って醸造される名酒『東光』をご紹介します。

【山形】『東光』世界最大の評価会で首席を獲得した名酒!

『東光』の歴史!

山形県米沢市、米沢城の東に位置する東光の醸造元”小嶋総本店“。

小嶋総本店の創業は安土桃山時代、1597年にまで遡ります。

 

創業から6年後、江戸幕府誕生を機に米沢藩を治めることになった上杉家の御用酒屋となり、以降420年にわたり酒造りを続けてきました。

当主は代々弥左衛門を名乗り、現在はなんと23代目です。

昭和59年にはそれまで酒蔵として使っていた建物を資料館に改築し、平成15年には皇太子殿下ご夫妻も見学に訪れています。

 

『東光』の特徴!

東光』が醸される米沢市は、吾妻連峰の峰々のふもとに抱かれ、市内を縦走する最上川を擁します。

年間積雪量が6メートルにもなる一帯では、山々の雪解け水が最上川の水源となります。

雪解け水は大地を潤し、高品質の米や果物など豊かな恵みがもたらします。

 

小嶋総本店の蔵人たちは、夏は契約農家で米を作り、冬は蔵でその米を使って酒を仕込みます。

「米を洗って水に浸ける時、地元の米だけは顔が違うんだ。生まれた時から同じ水だもんなぁ。」

蔵人の言葉に、東光のおいしさは田んぼから始まる酒造りにあるのだと知ることができます。

 

『東光』の飲み方!

『東光 純米』の飲み方!

東光 純米』は冷でも燗でもどちらでも楽しむことができます。

まろやかな旨味があるので、燗にするとふっくらとした旨味が広がり、冷で飲むと旨味とともにのどごしを楽しむことができます。

 

『東光 大吟醸・東光 原酒』の飲み方!

大吟醸や原酒は、冷や常温で飲むのがおすすめです。

香りや酒本来の旨味、甘み、のどごしを味わうことができ、本来のおいしさを楽しむことができます。

 

『東光 純米吟醸原酒』の飲み方!

東光 純米吟醸原酒』のアルコール度数は原酒にしては高くないので、常温で味わうと、本来の旨さを味わうことができます。

小嶋総本店には酒蔵資料館もあり、資料館に併設された売店では試飲を楽しむこともできるので、是非一度訪れて見てください。

 

『東光』が一番美味しい温度とは?

吾妻連峰の雪解け水は山々に浸み込み、地中のミネラルを含んで口当たりの良い清らかな地下水となって地表へ湧き出ます。

この地下水の水温は年間を通して11度と安定しています。

この温度は米沢の年間平均気温とも等しく、また小嶋総本店が薦める東光が最もおいしく飲める温度とも同じです。

ここに法則性があるのか、はたまた偶然の一致なのかはわかりませんが、酒が最もおいしく飲める温度とはつまり、酒が酒になる前の地下水の温度と同じだということです。

自然にあるがままの温度で一献傾けるのが一番おいしいということなのかもしれません。

『東光』の種類!

東光』は、吟醸1種、純米・吟醸4種、大吟醸7種に加え、季節限定の純米や吟醸純米が4種、梅酒が1種と大吟醸を中心にバラエティー豊かな品揃えです。

 

東光 純米吟醸原酒

東光 純米吟醸原酒』は東光シリーズの中でも最も人気の銘柄で、熟した果実のような芳醇な香りと甘みに加え、しっかりとした旨味も味わえます。

アルコール度数16度と原酒にしては控えです。

そのため、原酒ならではのキレが味わえると同時に、飲み疲れしにくい逸品です。

一升瓶で2,400円と満足度の高い人気商品です。

 

東光 大吟醸 山田錦

東光 大吟醸 山田錦』は、イギリスで開催される世界最大のワイン品評会(日本酒部門も有)で首席トロフィーを獲得した名酒です。

世界数十か国に輸出されるワールドワイドな人気を誇っています。

 

IWC:インターナショナルワインチャレンジ 2014 部門トロフィー獲得(吟醸・大吟醸部門 部門最高評価)

 

 

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