日本最古の酒蔵として有名な茨城県の須藤本家。
そんな須藤本家で造られる『郷乃誉』は、辛口でさっぱりとした味わいが特徴の日本酒です。
今回は、食中酒としてさまざまな料理とも合わせやすく、非常に人気のある名酒『郷乃誉』をご紹介します。
【茨城】『郷乃誉』日本最古の酒蔵で造られる日本酒!
Contents
『郷乃誉』の歴史!
『郷乃誉』を造る茨城県の酒蔵・須藤本家が作られたのは、平安時代の1141年。
現在残っている記録上では、日本最古となる日本酒造としての歴史を持ちます。
驚くことに酒蔵を作ったのは、武左右衛門と呼ばれる武士でした。
米穀経済下における地域活性化のため、武士でありながら酒蔵を作りました。
武左右衛門は、酒造りでは源右衛門と名乗っており、2つの名前を使い分けています。
これだけ古い時代の記録が残されていることは珍しく、須藤本家は由緒正しい酒蔵といえます。
『郷乃誉』の特徴!
キレが光る辛口純米大吟醸酒!
800年以上の歴史を持つ須藤本家で作られている『郷乃誉』。
辛口でキレのある味わいが特徴の純米大吟醸酒で、すっきりと飲みやすいです。
収穫から5ヶ月以内の新米のみを使用しているため、奥深い味わいと香りを引き出してくれます。
800年変わらない土と水!
『郷乃誉』は、お酒や米だけでなく、土や水にこだわりを持っていることが特徴の一つです。
代々受け継がれてきた土壌を使い、腐葉土を仕上げに使うことから、非常に良い結果を出しています。
水は800年以上井戸の位置を変えず、酒造りすべての工程で、伏流水のみを使用しています。
須藤本家の強いこだわりによって、郷乃誉のおいしさは確立されているのでしょう。
『郷乃誉』のおすすめの飲み方!
『郷乃誉』のおすすめの温度!
『郷乃誉』は冷やから熱燗まで、どんな飲み方をしてもおいしく頂けます。
冷やなら辛口とキレをさらに生かして、さっぱりとした味わいを出してくれます。
熱燗なら米や水の旨味を引き出し、より味わい深い日本酒にしてくれるでしょう。
『郷乃誉』と合う料理!
『郷乃誉』は、食中酒として味わうときでも、肉料理でも魚料理でもどちらにも合わせやすい日本酒です。
バランス良くオールマイティーに仕上がるため、和食から中華、さらには洋食にまで相性は抜群です。
幅広く用途があり、非常に飲みやすいお酒なので、ぜひ一度味わってみてください。
『郷乃誉』の豆知識!
『郷乃誉』を醸す須藤本家は、歴史があるだけでなく、さまざまな新しい取り組みを行っています。
大吟醸という言葉もなかった時代から、純米吟醸・純米大吟醸のお酒しか造っていません。
そのため、今でも純米吟醸以下のお酒は作らないこだわりがあります。
また、火入れをせず無濾過のお酒を初めて出荷したという歴史まであります。
さらには、伝承古式仕込みと呼ばれる、須藤本家のみの酒造り方法を使用しています。
須藤本家の当主しか知らない製法で、日本中でただ1つの製造方法を行っているのです。
『郷乃誉』の種類!
由緒正しき『郷乃誉』ですが、いくつかのバリエーションがあります。
ここでは、定番の白ラベル以外の種類をご紹介します。
純米大吟醸 郷乃誉 黒ラベル
白ラベルと比べると、フルーティーな味わいがある『郷乃誉 黒ラベル』。
芳醇な香りが口の中に広がり、すっきりとしたキレを感じさせます。
日本酒よりワインに近い味わいをしているため、海外でも非常に人気が一品です。
純米大吟醸 郷乃誉 赤ラベル
『純米大吟醸 郷乃誉 赤ラベル』は、洗練された味わいの中に、強めのコクが感じられる逸品です。
白ラベルより香りが強く、口に含んだ後に上品な余韻を残してくれます。
高級感のある赤いカートンに入っていて、贈り物としてもおすすめです。
純米大吟醸 郷乃誉 活性にごり
『純米大吟醸 郷乃誉 活性にごり』絹のような軽い飲み口で、さわやかな印象を与えてくれる活性にごり。
日本酒が苦手という方でも、すっきりと飲めるような味わいになっています。
あっさりとした料理の味を引き立て、コクのある料理はさっぱりとした後味に変えてくれるでしょう。
郷乃誉は日本最古の歴史を持つ、須藤本家で造られている純米大吟醸です。
酒造りのすべてにこだわりを持つことで、これ以上ない品質を作り出しています。
また、日本だけでなく海外でも人気の高い日本酒なので、外国人へのプレゼントにもぴったり。
郷乃誉の歴史や特徴をしっかり押さえて、郷乃誉の深い味わいをお楽しみください!